データで見るハリスの敗北③〜支持する政党が逆転した「労働者の票」と「エリートの票」〜
2016年の大統領選の時からトランプの支持層は白人労働者だと言われていたが、今回の選挙では白人に限らず労働者全般にトランプへの支持が広がり、ハリスの票は富裕層・エリート層が中心となった。従来と逆転したこの構図について、主に出口調査をベースに解説していく。
2016年の大統領選の時からトランプの支持層は白人労働者だと言われていたが、今回の選挙では白人に限らず労働者全般にトランプへの支持が広がり、ハリスの票は富裕層・エリート層が中心となった。従来と逆転したこの構図について、主に出口調査をベースに解説していく。
ハリスの主要な敗因は、特に人種的マイノリティーと若者を中心に男性の票がトランプに流れたことだった。この現象について出口調査のデータをベースに解説していく。
今回の大統領選におけるハリスの敗因は、2008年と2012年のバラク・オバマ(Barack Obama)の勝利の基盤となった「オバマ連立(Obama Coalition)」が崩壊してしまったことである。「オバマ連立」とはどういうものなのかを説明した上で、今回どのように崩壊したのかを出口調査のデータをベースに解説していく。