選挙から撤退したのになぜ勝てる〜 アメリカの予備選で起きた2つの異例〜
2026年8月、選挙戦から一度撤退した候補が予備選で勝利するという不思議なことがアメリカで立て続けに起きた。8月11日(現地時間)には、ウィスコンシン州(Wisconsin)で実施された民主党知事予備選で、一度撤退した後に選挙戦に復帰したデイビッド・クロウリー(David Crowley)が勝利した。8月4日(現地時間)には、ミシガン州(Michigan)の連邦下院共和党予備選でトーマス・J・スミス(Thomas J. Smith)が選挙戦から撤退した状態のまま勝利した。本稿では、2つの異例の予備選から、アメリカにおける「選挙からの撤退」の意味と予備選での有権者の投票行動を見ていく。