民主党版MAGAは誕生するのか〜予備選が映し出した「反主流」の波〜

2026年6月に実施されたニューヨーク州とコロラド州の民主党の予備選で、民主社会主義を掲げる候補者が民主党の現職議員を相次いで破ったことで、「民主党が左傾化しているのではないか」という議論が起こっている。しかしこれは、民主党内の思想的変化というよりも、2016年大統領選以来続いてきた民主党支持者の党執行部に対する不満が、2024年大統領選での敗北によって顕在化したものと考えられる。ここでは、ニューヨーク州とコロラド州での選挙の結果を手掛かりに、2016年から続く民主党内の対立を解説し、これが民主党版のMAGA運動につながるかを検討していく。

データで見るハリスの敗北③〜支持する政党が逆転した「労働者の票」と「エリートの票」〜

2016年の大統領選の時からトランプの支持層は白人労働者だと言われていたが、今回の選挙では白人に限らず労働者全般にトランプへの支持が広がり、ハリスの票は富裕層・エリート層が中心となった。従来と逆転したこの構図について、主に出口調査をベースに解説していく。

データで見るハリスの敗北①〜「オバマ連立」の崩壊〜

今回の大統領選におけるハリスの敗因は、2008年と2012年のバラク・オバマ(Barack Obama)の勝利の基盤となった「オバマ連立(Obama Coalition)」が崩壊してしまったことである。「オバマ連立」とはどういうものなのかを説明した上で、今回どのように崩壊したのかを出口調査のデータをベースに解説していく。

【ライブ配信(11月6日(水)9:00)】「アメリカ大統領選開票前~答えが知りたい3つの質問と開票の見どころ」

アメリカ大統領選の開票日である日本時間の11月6日(水)の朝9:00から、ゲストを迎えたライブ配信「アメリカ大統領選開票前~答えが知りたい3つの質問と開票の見どころ」を予定しています。