トランプを必要としながら、トランプを避ける共和党〜2026年中間選挙のジレンマ〜

2026年の中間選挙を前に、共和党候補者の間でドナルド・トランプ大統領と距離を置く動きが広がっている。一方、トランプ自身は共和党支持者の多い地域を中心に集会を開き、「自分が投票用紙に載っていると思って投票してほしい」と呼びかけている。トランプには共和党支持者を動員する力があるが、その存在は民主党支持者の投票意欲も刺激しかねない。こうした共和党候補者とトランプの選挙戦略の食い違いから、2026年中間選挙で共和党が直面しているジレンマを解説していく。

2026年知事選・州議会選の情勢〜民主党の追い風で揺れる州政府の一党支配〜

2026年11月3日(現地時間)の中間選挙では、連邦議会選だけでなく、大半の州で知事選が行われ、州議会も約8割の議席が改選される。ここでは、まず州議会選の結果が連邦政治にも影響する理由と共和党が多くの州政府を支配している背景を解説する。そのうえで、共和党が長く州政府を支配してきた州で競争性が高まる知事選や、わずか数議席で多数党が変わる州議会選など、州の選挙に注目して2026年中間選挙を見ていく。

2026年連邦上院選の情勢④〜戦場が広がっている共和党牙城の2議席〜

2026年11月3日(現地時間)の中間選挙まで1カ月半を切った。民主党が連邦上院で多数派を獲得するには共和党から少なくとも4議席を奪う必要がある。本稿では、共和党の牙城でありながら競争性が高まったカンザス州(Kansas)とネブラスカ州(Nebraska)を取り上げる。あわせて、年初には注目されたものの現在は主要戦場から外れたミネソタ州(Minnesota)とフロリダ州(Florida)の情勢を確認し、最後に全4回を通じた2026年連邦上院選の構図を総括する。

民主社会主義者が資金力16倍の有力候補を破ったフロリダ予備選〜中間選挙で共和党が狙う「社会主義」攻撃〜

8月18日(現地時間)に行われたフロリダ州(Florida)の連邦上院民主党予備選で、民主社会主義者を自認する州下院議員アンジー・ニクソン(Angie Nixon)が、全国的な知名度と圧倒的な資金力を持つアレックス・ヴィンドマン(Alex Vindman)を破る番狂わせを起こした。一方、同じ日に行われた知事民主党予備選では、連邦下院議員時代には共和党に所属していた中道派のデイビッド・ジョリー(David Jolly)が圧勝した。本稿では、フロリダの一見矛盾する2つの結果から、民主党内で何が起きているのか、全米に広がる民主社会主義の台頭が11月の中間選挙にどこまで影響するのか、そして日本から見たこの2つの選挙の意味を解説していく。

2026年連邦上院選の展望〜民主党の険しい道のり〜

2026年11月、アメリカでは連邦下院の全議席と連邦上院の1/3の議席が改選される中間選挙が行われる。ここでは、なぜドナルド・トランプの支持率が低迷しているにもかかわらず、民主党が上院で過半数を奪還するのが難しいのかを、注目される州の分析を交えて解説していく。

トランプによる国連大使指名の撤回~背景にあるのは政権と下院の運営の厳しさ~

ドナルド・トランプ大統領は現地時間の3月27日(木)、エリス・ステファニク下院議員(Elise Stefanik)の国連大使指名を撤回すると発表した。これがなぜ異例の出来事で、なぜトランプ政権の厳しい運営を示しているかについて解説していく。

2024年大統領選で注目される州①〜前回、前々回の結果を踏まえたトランプの勝利の鍵/バイデン大統領の再選への道とは?〜

2024年11月に実施される大統領選が迫ってきている。今年の大統領選はトランプにとって3回連続の戦いとなり、見どころも前回と前々回と概ね同じになるため、トランプの勝利の鍵/バイデン大統領の再選への道を2016年と2020年の大統領選を振り返りながら解説していく。